そば焼酎は雲海から始まった
そば焼酎は適量を守れば健康にも良い
そば焼酎の発祥は意外に新しく、１９７３年（昭和４８年）に九州は宮崎県の五ヶ瀬にある雲海酒造が、山間部で作られていた「そば」を原料にして開発しました。
以前、私はテレビかラジオＣＭで「そば焼酎、雲海」というフレーズを聞いたことがあるので、同じように聞き覚えのある方も多いのでは？
その後、九州以外のそばの産地、北海道や長野県などでも生産されるようになり、麦や米との混合タイプも含め、現在では多くの銘柄を見ることができます。
そば焼酎の居酒屋での取り扱いは一般的ですが、そば屋さんでもそば焼酎を見かけることがあります。
原料が同じためか、そば湯との相性がとても良いために人気があるのでしょう。
そば焼酎の飲み口は、クセが少なく麦焼酎よりも軽い感じ。
ほんのりとした甘みもあり、そばの実の香りが口中に広がります。
一般的には、原料に麦や米が加わっていますが、そばの割合が高いほどそばの香ばしさが際立ってきます。
焼酎はお湯や水で割って飲むことが多いのですが、そば焼酎の場合、その味わいを楽しむためにロックで飲む方が多いのも特徴です。
そば１００％の本格焼酎
そば焼酎をアレコレ見ていると、そば１００％の焼酎というのを見かけます。
宝酒造から出ている「十割（とわり）」という商品なんですが、宝酒造の説明によると、そばは種皮が硬くて蒸すと粘性が出るために麹菌が付着しにくく菌糸も育成しにくいそうです。
そのために、米や麦で作った麹を使用してそば焼酎を造っていたみたいですが、宝酒造は独自の技術で「そば麹」の製造を可能にしたようです。
そば十割と聞くと、なんだかクセがありそうですが、実際に飲んだ感じではそんな事はありませんでした。
味覚なので個人差はありますが、とても飲みやすく色々な食事にも合いました。
売り切れ状態になりやすいみたいなので、是非見つけたら飲んでみて下さい。
健康にも良いそば焼酎
そば」健康に良いといわれる成分が多く入っていますので、健康的な焼酎とも言えます。
例を挙げると、そば殻には「ルチン」という成分が多く含まれていて、欧米では薬として扱われているそうです。
ルチンは、血圧を下げたり毛細血管を強くする効果があり、心臓病や脳血管障害等の予防に役立つとされています。
しかし、お酒である以上、適量を守って飲むことが大切になりますね。
また、そばの方がいらっしゃるようなので、そういった方はそば焼酎を避けた方が賢明です。
そば焼酎ランキング
ランキングは２００７年３月現在のもので、時期によって変動します。
楽天ランキング
１ 那由多の刻
２ 草笛
３ 雲海
４ マヤンの呟き
５ 一壷春
Yahoo!ランキング
１ 雲海
２ マヤンの呟き
３ 流氷一滴
４ 北海道
５ 十割
そば焼酎の元祖「雲海」は、どちらのランキングにも顔を出していますね。
定番ですし、たしかに、安心して購入できるそば焼酎でもあります。
飲んで美味しく、適量を守れば健康にも良いそば焼酎。
クセも少なく軽い感じなので、焼酎初心者の方にもおすすめです。
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